エンジョイ丹南!山めぐり ホノケ山 ~塩の道コース~
2017/11/08(水)身近な山の魅力を紹介する「エンジョイ丹南!山めぐり」
今回は越前市と南越前町にまたがるホノケ山に挑戦しました!
訪れたのは10月中旬。
秋の訪れが感じられる山には、リョウブやコナラ、スギなどの木々が色づき始め、柔らかな空気が心地よい登山へと誘います。
ブナの原生林を始めとした豊かな植生がいまだに残り、
かつては何百年にも渡り、人や馬が往来する街道として利用されていたホノケ山。
古来からの人々の営みを感じることができる、まぼろしの北陸道「塩の道コース」に挑戦です!
実はこの道、およそ20年前までは、倒れた木々などで埋まり通行出来なかったそう。
奥谷さんが教師として河野小学校に赴任していた時に、塩の道という古道の存在を知り、何とか古道を復活させようと決意。
奥谷さんと地元の区長さんをはじめボランティアおよそ50人が、古道を整備し、まぼろしの北陸道を復活させました。
晴天時には「菅谷峠」から、北東を望むと、越前市・南越前町の山並みが広く見渡せます。
条件が良ければ日野山の奥に白山を眺めることが出来る日もありますよ。
山頂では霧が濃く、周囲の景色が見えなかったものの、
晴天時には、北東側に日野山をはじめ、白山、荒島岳、部子山、南越前町の山々が見えます。
また西側には、河野の海が近くに見え、海から峠を越え塩を運んだというかつての歴史を肌で感じることができます。
このホノケ山の山頂にはかつて京都や越前国府に急を告げる狼煙台があったと伝えられており、「火の気」が転じ「ホノケ」になったのがホノケ山の語源だと言われています。
高山とはまた違った楽しみ方が出来る、丹南地域の山々。
植物のこと、歴史のこと、整備されている皆さんのこと。
知れば知るほど、山が好きになりました。
皆さんもぜひ、身近な丹南の山に登ってみてください。
■エンジョイ丹南!山めぐり
ホノケ山 ~まぼろしの北陸道「塩の道」コース~
・放送期間 11月11日(土)~17日(金)
・放送時間 9時~ 14時~ 18時~ ほか